日米英の住宅ストック

日米英の住宅ストックに対する既存住宅流通戸数の比率を表していますが、その低さが一目でわかるでしょう。日本の住宅の寿命が二六年と米英両国の半分にも満たないことからも、日本では中古住宅の流通市場がほとんど機能していないといわざるをえません。住宅の大量供給と大量浪費が日本の住宅市場の大きな特徴なのです。さらに日本の特徴として忘れてはならないのが、老朽化して寿命間近の分譲マンシヨンのストックの多さです。分譲マンションのストック総数は、建設省の建築着工統計によれば全国で二七七万戸にのぼり、そのうち首都圏では二二万戸、棟数にして二五○○○棟のマンションが残存していることになります。このうち建て替え予備軍といわれる築後二○年以上のマンションは、ストック数の二○%、約一三万戸といわれています。既存のマンションの二割が建て替えリストに載っているというのは、他国に比べても相当大きな規模に違いありません。マンションの建て替え事業が軌道に乗っていればまだしも、建て替え事業の成功例が乏しい現実では、資金的にも法律的にも、そして実務的にもかなりの困難が予想されます。

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