証券会社も相変わらず信用不安が続くでしょうが、数少ない良質な証券会社では、ラップアカウントロ座や証券総合口座などの決済機能を持った新商品を武器に、個人顧客の開拓を進めるでしょう。銀行が倒産すると銀行預金は戻ってこない危険性がありますが、証券の類なら不正に乱用されていない限り手元に戻ってきます(ただし外債、それもアジア通貨のようにマイナーな通貨建ての債券は流動性がないので換金できません)。大蔵省は二○○○年度までは預金を全額保護するといっているようですが、それまでに邦銀が次々と潰れていく過程で、意外にも証券口座の安全性が見直されるかもしれません。あとは、相変わらずの大量の歩兵部隊を使った「大和魂で何としてでも売り抜く」営業スタイルをどこまで合理化できるかです。保険会社も、近いうちに大型の経営破綻が発覚するでしょうから、体質改善は急務です。従来のような、〃生保レディ〃が飴とお菓子とバイオグラフを客に与えて、つきあいと人柄だけで保険契約を取ってくるような営業スタイルはもう通用しません。保険こそ商品開発力と頭の良さで勝負すべき金融の代表なのです。
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