ちなみにいままでマンションの建て替えが行われた事例は三六件のみで、そのほとんどが昭和二一○年代に分譲されたものです。マンションの寿命については、分譲業者のいい分では半永久的にもつはずでしたが、現実には税務上の耐用年数といわれる六○年にも遠く及ばず、その半分の三○年程度がいいところというのが一般的な認識のようです。阪神大震災で倒壊したマンションの建て替え事業の困難さを見るまでもなく、あかの他人と不動産を共有することがいかに難しいことかがわかります。【(二)ネガティブエクイティ(住宅の含み損)】所有する住宅が値下がりして、ローンの残債よりも価値が下回ってしまう状態をネガティブエクイティと呼びます。東京都区部の基準地価ベースでみると、バブル直前といわれる一九八三年を百とした場合の直近の地価は、商業地が九五、住宅地が一三八となり、いずれもGDPの一八五を大幅に下回っています。デベロッパーが当時仕入れた土地は、例外なく含み損を抱えているとみていいでしょう。同様に個人が購入したマンションの含み損も相当大きなものになっています。
-
最近の投稿
最近のコメント
- Hello world! に Mr WordPress より
アーカイブ
カテゴリー
メタ情報